Nova Crystallis: Gamescom 2016 video interview with FFXIV director Yoshida; Feast, PvP servers, Fan Fest & more  http://www.novacrystallis.com/2016/08/watch-our-final-fantasy-xiv-video-interview-from-gamescom-2016/

30分間の海外インタビュー動画です。通訳付きで、吉田Pの回答は日本語のまま聞けます。
※以前紹介した 海外インタビュー ファンフィードバックとより簡単なレイドへ向けて【翻訳】 は、
このインタビューから抜粋した文章です。
  


FF14の中で一番好きなダンスは何ですか?現実のダンスでゲーム内で実装したいようなものはありますか?

エモートのダンスはどれも凝っていて、今の自分の気持ちに合わせたダンスをするので、どれが一番と聞かれると難しいが、意識せずによく使っているのはゴールデンダンスなので、それが一番お気に入りなような気がする。
アニメーションチームには「ふざけるな」と怒られそうだが、ブレイクダンスができるMMORPGがないと思うので、作れたらすごいなと思う。


拡張後もコンテンツのアップデートサイクルは現在と同様になるか?

FF14のメジャーアップデートはボリュームが大きいので、もっと短い期間でリリースできれば世界中のプレイヤーがもっとハッピーになるが、限界まで縮めていて3.5ヶ月。いつも通りのコンテンツのアップデートと、3.1以降は今までFF14にない新しいコンテンツへのチャレンジというのもやってきているので、4.xシリーズでもこれをやりつつ、3.5ヶ月というサイクルは守っていくつもりでいる。


レイドについて、最近のフィードバックのうち何を取り入れていきたいと思っていますか?

バハムートという最初のレイドシリーズが終わった時は、もっと難しいレイドが欲しいということだった。今回のアレキサンダーからノーマルとハードモードが同時に実装されたので、ハードの難易度を今まで以上に上げたら「難しすぎる」と言われた。じゃやっぱりもうちょっと下げようと、律動編では難易度を下げた分だけアトラクション性を高くしたら、今度はアトラクション性が激しすぎて難しいということだったので、思い切ってもう一段難易度は下げる予定。たくさんの人にクリアしてもらうつもりで作っている。
他のフィードバックとしては、ストーリーライン的なエキサイトメントも少し足りないということも言われたので、3.4のアレキサンダーファイナルでは、MMORPGではほとんど見られないような演出、あと時間を操るというアレキサンダーの能力をどうバトルコンテンツに活かしたかという新しいチャレンジをしているので、演出的にもバトルギミック的にもかなり新しいことをやっている。その辺りにも是非注目をしてもらいたいと。
ちなみに絶賛調整中。


死者の宮殿はどのくらいの頻度で更新する予定ですか?


頻度という意味では次のパッチ3.45で終わり。その次はディープダンジョン2を作るつもりでいるので、『死者の宮殿』というコンテンツは次の3.45のアップデートでまず終了。
『ディープダンジョン』というのは、ID/レイドダンジョン/アライアンスレイドダンジョンというようなコンテンツジャンルと同じような考え方。ディープダンジョンという遊び、それの第一弾が死者の宮殿。なので我々は第二弾というまったく新しいディープダンジョンを作っていく。
パッチ3.45で死者の宮殿は200回までフロアが追加される。100階に新しいボスがいて、101階から200階までは完全にチャレンジコンテンツになる。ものすごく難しいので、ソロでクリアできる人がいるとしたら神様かもしれない。また、ジョブ別のスコアランキングが始まるのでぜひ腕に覚えのある人は101~200階に挑戦してもらいたい。


フィーストがグローバルでできるようになる時は来ますか?待機時間が長いので、今後の調整予定について。

異なるDC間でマッチングをした場合に、例えば日本とNAのプレイヤーがマッチングした場合、マッチングしたバトルフィールドを中間に置くわけにはいかないので、例えばNAに置くと日本のプレイヤーが不利になってしまう。
それは競技性の高いPvPでは無理なので、まず第一に競技人口を増やすことをちゃんとやり続ける。
マッチングが長いから参加しないという人も出てきてしまうので、一度フィーストが開催されている時間を何時から何時までと制限をしてその間で戦う、つまりマッチングを集中させるということをやった方がいいんじゃないかとディスカッション中。
あとはやはり競技人口を増やす上で、FFのプレイヤーはPvPをやったことがないという人が多く、「こわい」「他のプレイヤーに怒られるんじゃないか」というのがある。パッチ3.4でいよいよデュエルモードが入るので、PvPをやっている友達と2人で練習をしたり、FC内などで相手のチームを指定してマッチングして練習ができるカスタムマッチというモードもパッチ3.4でリリースされる。フィーストのランクマッチに参加する前にPvPの練習ができるというモードがたくさん追加されるので、そういった努力もすることで競技人口をちゃんと増やしていくという努力を続けていきたい。


PvPサーバーを作る予定はありますか?

MMORPGで一般的にいうPvPサーバーは、パブリックフィールドでも相手の同意無しに特定の勢力同士が常にPvPスイッチがオンになっていて、攻撃されても文句は言うなというサバイバルサーバーのこと。もしそれのことをさしているなら、僕はやってみたいと思っている。ただ、結構な開発コストなので、ほんとにみんなやるかなという不安も半分あって、ちょっと迷っているところではある。
例えばFF14ではGCが今3つに分かれていて、この3つはすべて敵対なので、フィールドでFATEをやっているときに、他のGCに所属しているプレイヤーからアタックされても文句は言わないでねという世界になる。とても団結力も高くなるし、やはりそこでしか味わえない体験というのもたくさんあると思っている。本当に正直やってはみたいと思ってるけど、どうなんだろうなぁ、PvEが好きなプレイヤーからは、それを作る暇があるなら新しいコンテンツを作ってくれと言われると思うし、悩ましいですね。


妖怪ウォッチの武器は全種類揃いましたか?

ちょうど出張が重なってるのでまだ7本です。
ただもちろん終了までには全部集めるつもりでいるので、そこは大丈夫ですよ。


どうしてディープダンジョンの武器は持ち出したときのILをあんなに高くしたのでしょうか?


今高いILの武器というのは、アラガントームストーンをコツコツ集めて交換していくか、さらに難しいレイドをクリアするか、すごく長い時間がかかるアニマウェポンを完成させるかで、そこにより繰り返してカジュアルに武器を作れるコンテンツを入れたかったというのが目的でもあるから、そこがポイント。
ただ、得られる235というのはトッププレイヤーから見たら一段下で、そんなに高いとは僕もあまり思ってはない。メインではなくてサブジョブに渡すにはちょうどいいくらいのILにしたつもり。


今年のファンフェスティバルで改善したいことはあるか。また、特に日本のファンフェスはニコニコ動画で放送されるので、日本人以外にはわかりづらい。例えばTwitchで見れるようにはならないか。

前回は初めてのファンフェスティバルでもあったので、特にNAとEUのファンフェスにおいて、サウンド周り、特にライブストリーミングのサウンド周りのクオリティが非常に悪かった。配信をするストリーミング会社とのミスコミュニケーション、またそこまで音にこだわる必要があるというマーケティング・PRチームとのミスコミュニケーションもあった。それらは今回かなり改善するためにワークフローを変えた。
あとはとにかくもっとたくさんの人が行きたかったと言われたので、お金はすごくかかるが会場を大きくする努力をした。今まで以上にたくさんの人に楽しんでもらえるだろう、というこの2点は大きな改善点。
もう1つそのライブストリームに関して。今回も有料放送があり、購入したプレイヤーにはインゲームアイテムをプレゼントするという企画になっている。そのため、誰が有料のライブストリームを見たのかというデータを我々がストリーミング会社からもらえないと、アイテムを渡せない。ずっと交渉していたが、やはりTwitchではそれが難しいということで、現在はUstreamと交渉中で、こちらではいけるんじゃないかなという段階。今なんとかニコニコ以外のストリームを海外に提供できないかとチャレンジしているので、情報をもう少し待ってほしい。


吉田さんとモルボルさんにプレゼントがあります。いろんなイベントで蛮神と戦うことがあると思います。今もこのGamescomのイベントでみんな戦っていますね。ちょっと待ってください。
お二人に『I BEAT GAMESCOM』Tシャツを用意しました。MとLの2つで、多分モルボルさんの方が背が高いので、吉田さんがM、モルボルさんがLで。


gamescometshirt