海外メディアEasy Alliesによる暁月メディアツアーインタビューからの主な内容です。
動画では吉田Pの元の回答は映されておらず、Aimiさんの英語通訳分のみです。


動画:

Naoki Yoshida's New Nightmare - FF XIV: Endwalker Media Tour Interview


Q.
前回は1.xバージョンを再度体験できるサーバーを実装できないかお聞きしたところ、それは悪夢だとのことでしたが、今回は新生当初の2.x版サーバーを実装できないか教えて頂けないでしょうか。

A.
それもナイトメアですよね。
僕にはよくわからない。当初のリリース時のギミック等をそのまま味わいたいとか、最近始めたプレイヤーが当初の雰囲気を体験してみたいとか、なんとなくは理解できますけど、あまりにも機能性の不足や、バランスの悪さ、メカニックの不安定さがあって、そのようなものをリリースする自信がない。

CFやPT募集すらもなくて、ワインポートでシャウトをして人を集めていたのを覚えてると思います。
2.0版をリリースしたら、2.0版も楽しいけどやっぱりCFだけ入れて欲しいとかPT募集は入れて欲しいとか言われるのが想像できて、悪夢ですよ。

11年くらいこのチームのディレクターをやってきて、常により良いものを追及していて、今日より明日、明日より明後日に進んでいるので、前のバージョンというものは我々にとっては最善ではない、快適ではないものです。

でももしかしたら、10年後にまた同じ質問をしてみてください。


Q.
今後、零式や絶のレイドレースを見やすく(公式で見えるようにする)する予定はありますか?

A.
FF14はPCだけでなくコンソールでプレイしている人もいて、みんながいろんな環境でFF14を遊んでいるわけですが、プレイヤーによってはサードパーティーツールのようなものを映している場合があります。
なので、どこまでがフェアかそうでないかという線引きをするのが難しいところがあります。

もちろんeスポーツの観戦のように、ワールドファーストの競争で盛り上がりたいのは充分理解できますが、FF14の楽しみ方はそれだけではないので、例えば他のオープンな大会、例えばみんな公平な条件でのスピードランなどは考えるかもしれません。


Q.
XBox版FF14はどうなりましたか?

A.
すみませんが、こちらはまだMicrosoft社と交渉中です。
ポジティブな雰囲気で進んでいると思うので、コミュニティからのリクエストも多いですし、早めにプレイヤーに進捗を報告できたらと思っています。もう少しお待ちください。


Q.
コミュニティからこの質問をしてほしいとのリクエストがたくさんあったのですが、ファンフェス祖堅バージョンの「ラヒッ」をオーケストリオン譜として実装できませんか?

A
嫌ですよ!みんなファンフェスを見たわけではないし、ある日FCハウスに帰ってきたらあれが流れていてびっくりして課金を切ってしまうみたいなことがあったら困ります。

でも正直ああいうゲームの外でもエンターテイメントがあって、一緒に笑ったり泣いたり、いろいろ経験できる要素があることはすごくいいことだと思っていて、それもFF14の一部で、祖堅が癌との闘いに打ち勝ってファンフェスのライブに戻ってくることができたのはFFを愛してくれるみなさんの応援のおかげだと思っています。

何でも全てゲーム内に入れなきゃいけないってことはなくて、Youtubeに行けば祖堅がラヒッってしてるところが見れます。


Q.
フィールドマーカーの保存スロット数を現在の5個から増やせませんか?

A.
それは6.0の時点では無理ですが、要望は増えているので、将来的には追加していきたいです。


Q.
新しいPvPについては次のPLLでご紹介されると思いますが、既存のモードであるライバルウィングズについて、現在はプレイヤーコミュニティが日時を決めて人を集めないと遊べない状態になっています。
もう少しアクティブになるよう、フロントラインのデイリールーレットに追加していただくことはできないでしょうか?

A.
それ自体は可能で、検討しているものではあります。6.0のリリースには間に合わないと思いますが、前向きに考えています。

ただ、常に人が不足している理由としては2つの主な理由があると思っています。
まず、FFフランチャイズのファンにはPvPが嫌い・やりたくないという人が予想していたよりも多いこと、それに加えて勝敗がプレイヤースキルに強く依存していてダウンしたりさせられたりすることが大きく影響することで、他にゲーム内でやりたいコンテンツもある中で、PvPをよくやっているプレイヤーの技量に追いつくのが難しいというのがあります。
もう1つは、勝ったり参加し続けることによる報酬があまり魅力的ではないところがあって、一度ポイントを貯めてミラプリ装備等と交換したら終わりで、継続的にプレイしたいと思えるような報酬が無いのが根本的な問題としてあった。

この2つの理由でPvPを定着させることができなかったように思うので、ここから次のPLLでお話する内容に繋がっていきます。
新しいPvPモードではあまりひとりひとりのプレイヤーに責任を負わせることなく、大人数ではなくても楽しめるものを目指しています。