6月のE3 2018にて行われた海外メディアTwinfiniteによる吉田Pへのインタビュー記事をまとめました。
質問内容は事前にRedditにて募集し、集まった中からされています。

翻訳元:FFXIV Director Comments On Future Ultimate Battles, Job Balance, Repair All and More



リーヴ関係のアチーブメントを全て取得しようとするとものすごく時間がかかる。リーヴ権をギルや他の通貨で買えるようにするといった緩和はできないか?


Ubisoft社で働いている知り合いがいるが、実はこのアチーブの取得を楽しんでいた。もちろんハードルは高くて、アチーブ取得のために毎日がんばっていた。こういうのをコンプリートするのが好きな人のために、こういう難しいアチーブはあってもいいと思っている。もちろん一部の人は楽しくないと感じることも理解しているが、コツコツやるのが好きな人もいる。リーヴ権を購入できるようにすると「お金でどうとでもなる」と文句を言われてしまうかもしれないので、そういった予定はない。
ただ、そのUbisoftの知り合いはアチーブを達成できたが、終わってから「この数字を計算して設定した人をこ○したい」と言っていた。大変な道のりだということはわかっている。


詩人には楽器演奏が実装されたが、他のジョブでも戦闘以外のアクションを使えるようにする予定は?

詩人というジョブのために追加されたと勘違いしている人もいるかもしれないが、もともとの発想は逆で、まず楽器演奏をエオルゼアの世界に追加したいと考えた。そこでどうすればいいかとなった時に、ちょうど詩人というジョブがあり、ロールプレイとしてマッチしていると思ったから詩人の楽器演奏として実装した。
エオルゼア内に他のアクション、例えばパントマイムを追加するとしたら、そこから開発チームはどのジョブがいいか、それとも全員が使えた方がいいのか、もしくはこれに対応するために新規ジョブを追加した方がいいのか、と考える。なので、特定のジョブについて何かバトル以外のアクションを追加しようという流れは特にない。


「装備中のアイテムを全て修理」 ではなく、1ボタンで「所持している装備品を全て修理」できるようにならないか?

技術的にはできる。もちろん瞬時には完了しなくて、「修理中」という窓が出てきて、進捗バーが表示されると思いますけど。笑 そういうのを想像しているのであれば、可能ではある。


イシュガルドには思い入れのある人が多いが、紅蓮では行く用事がなくなり寂しい。今後エスティニアンといった主要キャラや竜詩戦争後のイシュガルドに関わるコンテンツを追加する予定はあるか?

イシュガルドの人気があることは理解しているが、あまり詳しくは話せない。光の戦士は次の大きな戦いに巻き込まれることになる。冒険が進むにつれて、これまでのキャラクターが登場し活躍する場面を見ることができるかもしれない。


召喚士のエギのミラプリの追加は近いうちにあるか?少なくとも検討はされている?

そろそろ次のことをすべき時期だということは開発チームは認識しているが、まだ詳細は秘密。




奇数パッチでのID数を減らしたことによる開発チームのリソースへの影響について。ID数が2個のままだったら遅れた/追加できなかったコンテンツはあるか?

エウレカの開発に注力することができた。これまでのように奇数パッチでも2つIDを実装していたら、今のような大規模なコンテンツにできなかったと思う。
絶シリーズやアメノミハシラも同様。新しいゲーム体験を提供することに力を入れることができるようになり、開発チームだけでなくプレイヤーにとっても非常に良い効果があったと思っている。


5.0~での絶は、ナイツオブラウンドといった蒼天のコンテンツから選択される?

これまではバハムートとアルテマだったので、新生のコンテンツから選んでいて、次は蒼天からなのかと思われるかもしれないが、特にそのように決まっているわけではない。
でも、ナイツオブラウンドの絶が見たいという要望はよく受けるし、とても面白いバトルになるとは思う。


4.3では一部ジョブの調整が実施されたが、現状のジョブバランスについてどう感じているか?

MMORPGでは、FF14のジョブ数の多さでは特に、ジョブバランスというものは完成することはない。パッチでコンテンツをリリースする毎に、どうしてもジョブ間の差というものは出てしまう。
開発側としては常に状況を見ていて、プレイヤーにとってストレスになりすぎないよう、細かい調整を続けていく。ジョブ調整を一切行わない大型パッチというものはない。
ただ、開発側の視点としては、現状のバランスは割といい状態にあると思っている。でも、プレイヤーはみんな自分のジョブが最強になってほしいと思っているので、バランス調整が終わることはない。


ギャザクラの現状についてどう思っているか、何か大きな変化の予定はあるか?

ギャザクラのシステム全般については特に問題はないと思っている。ただし新規プレイヤーが参入するにはハードルが高いので、ここを改善したいと思っていて、対応の準備中。
あとは、ギャザラーやクラフターで遊んでいて楽しめるようなコンテンツを追加したいと考えている。詳細情報が出せるようになるまで楽しみにしていてほしい。


吉田さん自身が一番楽しみにしていることは?

メインストーリー。ファイナルファンタジーのナンバリングタイトルなので、ストーリーは非常に重要な要素。パッチ4.3では多くの人が展開に驚いたり、様々な感情を持ったと思う。今後もプレイヤーに素晴らしいシナリオを提供していきたい。