エリュシオンのFCサイトに掲載されている赤魔道士ガイドの内容を翻訳しました。
長いため2部構成となります。 後半 → エリュシオンの赤魔道士ガイド パート2/2

翻訳元: Elysium FFXIV: Red Mage Guide
詳細ガイド: Google Document

※FF14初心者全般向けの情報も記載してあるので、ジョブ関連以外の情報は翻訳を省いています。


FFXIV: 赤魔道士ガイド

著者:Balmungサーバー/Alayna Lazriel
最終更新日:2017/7/8(翻訳2017/7/12) 『パート2/2 一般的なコツ』追記

注:
パッチ4.0 紅蓮のリベレーターで追加された新ジョブであり、現状の情報に基づいて記載されています。
そのため、今後数ヶ月単位で内容は更新していく予定で、威力やコツについての変更があれば修正します。
何か提案などあればご連絡下さい、しっかりと検証して内容が正しいようであればこのガイドに適用します。
(翻訳も随時更新していきたいと思います。)



赤魔道士は遠隔魔法DPSジョブで、白魔法と黒魔法を両方扱うことができます。
また、レイピアを持ち、短時間のバーストで高威力の近接攻撃も行えます。
パーティーでの役割は、高い単体DPSを出しつつ、白魔法とロールアクションで支援を行うことです。
このジョブをうまく扱うには、移動・DPSの維持のための連続魔の使い方とバランスゲージの管理をマスターすることが重要です。


●最適な種族

正直何でも大丈夫です。自分のキャラクターで何百時間も遊ぶことになるので好きな種族を選びましょう。
Intを最優先した場合は、ヒューラン:ミッドランダーとエレゼン:シェーダーが23と最も適正が高く、次にエレゼン:フォレスターとララフェル(両方)が22です。


●スキル

ジョブ専用アクション

リポスト - Lv1
近接WSで、バランスゲージを減少させるコンボの開始スキルです。下記のエン状態でしか使用しません。

エンリポスト - Lv1
上記のリポストより威力が110高いです。
コンボ全てをエン状態で使用できるようにするために、マナが80/80以上ある状態で使用します。

ジョルト - Lv2
ジョルラを覚えるまでの主力攻撃スキルです。

ヴァルサンダー - Lv4
これとヴァルエアロは非常に長い詠唱時間があります。
連続魔の特性によって、詠唱なしで発動できるようになります。
ジョルト/ジョルラ/インパクトの後に詠唱なしで使用し、ブラックマナを蓄積させます。

コル・ア・コル - Lv6
バランスゲージが80/80以上のときにこのスキルで近接範囲内に近づき、近接コンボを使用します。

ヴァルエアロ - Lv10
ヴァルサンダーと同様に連続魔の状態で詠唱なしで使用します。こちらはホワイトマナが蓄積します。

テザー - Lv15
最初に覚える支援スキルです。
バインドされた敵は遠隔攻撃はできますが、近接攻撃しか持たない敵の場合は範囲外にいれば攻撃を防ぐことができます。
使用する機会は少ないです。

スキャッター - Lv18
最初に覚える範囲攻撃スキルです。3体以上敵がいる時に使用し、バランスゲージが蓄積します。

ヴァルファイア - Lv26
ヴァルサンダーを使用すると50%の確率でヴァルファイアが使用可能状態になります。
このスキルによりブラックマナを蓄積させます。
Procしなかった場合はジョルト/ジョルラかインパクトのキャストに戻ります。

ヴァルストーン - Lv30
ヴァルエアロを使用すると50%の確率でヴァルストーンが使用可能状態になります。
このスキルによりホワイトマナを蓄積させます。
Procしなかった場合はジョルト/ジョルラかインパクトのキャストに戻ります。

ツヴェルクハウ - Lv35
下記のエン状態以外では使用しません。

エンツヴェルクハウ - Lv35
近接コンボの2段目です。エンリポストの直後に使用します。バランスゲージを25/25消費します。

デプラスマン - Lv40
近接コンボが終わりバランスゲージが空になったら、このスキルでキャスターの攻撃範囲に戻ると同時に多少のダメージを与えます。

フレッシュ - Lv45
GCD間に使える突攻撃のアビリティです。リキャスト毎に使用します。

ルドゥブルマン - Lv50
エン状態以外では使用しません。

エンルドゥブルマン - Lv50
近接コンボの3段目です。エンツヴェルクハウの直後に使用します。

アクセラレーション - Lv50
スキル説明の通りで、ヴァルサンダー/ヴァルエアロの前に使用することでヴァルファイア/ヴァルストーンが確定でProcします。
どちらに使用するかはどちらのマナを溜めたいかで決めます。リキャスト毎に使用します。

ムーリネ - Lv52
近接範囲攻撃です。エン状態以外では使用しません。

エンムーリネ - Lv52
スキャッターを連打しつつ、マナが30/30以上になったらこのスキルを使います。
前方扇型攻撃なので敵が全員自分の前方にいる状態で使いましょう。

ヴァルケアル - Lv52
普通の回復スキルです。緊急時用の支援スキルで、基本的に回復はヒーラーに任せましょう。
このスキルでも連続魔が発動します。

コントルシクスト - Lv56
GCD外の範囲攻撃で、単体相手でもGCDの合間に追加ダメージを与えるために使いましょう。
雑魚フェーズのためにとっておく場合以外は、基本的にリキャスト毎に使用します。

マナフィケーション - Lv60
現状のブラックマナとホワイトマナが倍になります。50以上ある場合は100でカンストします。

ジョルラ - Lv62
習得後はジョルトの代わりに主力スキルになります。

ヴァルレイズ - Lv64
最後に覚える支援スキルです。
黒魔道士のようにMPでは無限ではないですが、現状ではあまり赤でMP問題は発生しません。
連続魔により1GCD置きに即時レイズできるため、非常に便利なスキルです。

インパクト - Lv66
ジョルト/ジョルラより威力が高いため、Proc中はこちらを優先して使用し、連続魔を発動させます。

ヴァルフレア - Lv68
近接コンボが終わったら、最後にこのスキルを使用してブラックマナを溜めます。

ヴァルホーリー - Lv70
近接コンボが終わったら、最後にこのスキルを使用してホワイトマナを溜めます。


ロールアクション

アドル - Lv8
魔法攻撃の前に敵に使用することで被ダメ軽減ができる、強力な支援スキルです。

ブレイク - Lv12
状況により必要性は変わってきます。ほとんどのバトルでは必要ないでしょう。
ギミックのために敵の移動速度を下げる必要がある場合にはセットします。
ただし、他のPTメンバーも似たようなスキルを持っているため、自分は使いません。

ドレイン - Lv16
ヴァルケアルがあるため、赤魔道士には無価値です。

ディヴァージョン - Lv20
タンクのヘイト維持を楽にします。
ルーシッドドリームにも似たような効果があり、そちらはMP回復効果もあります。
ただし開幕のスキル回しを正しく行った場合、最初のGCDで威力1320の攻撃をすることになるので、
ディヴァージョンを事前に使用しておかないとタンクからタゲを奪ってしまいます。

ルーシッドドリーム - Lv24
ディヴァージョンとは異なり、発生するヘイトを抑えるのではなく、現状のヘイト量を半減させます。
このスキルを使用後も普通にヘイトは蓄積していくので、ある程度ヘイトを稼いだ後に使うスキルです。
バースト前に使用してもあまり意味がありません。
MP回復効果もついているので、ロールアクションの選択の際には優先度は高くなります。
長時間の戦闘ではリキャスト毎に使います。

迅速魔 - Lv32
次に使用する魔法の詠唱時間がなくなります。移動時に便利です。
リキャストも60秒と短いので、特に使わずにとっておく理由はありません。
移動しなければいけないときは迅速+次の予定スキルを使用します。
ただしこの場合は連続魔は発動しません。

マナシフト - Lv36
PTメンバーのMPを回復できる支援スキルです(詩人含む)。
赤のMPは無限ではないので、MPが枯渇しないように注意します。
ただ現状ではルーシッドドリームをリキャスト毎に使用していればMP問題はほぼないので、
特にタイムアタック等では選択肢に入ってきます。

アポカタスタシス - Lv40
強力な支援スキルです。強い魔法攻撃を受けるタンクに使っても良いし、
範囲攻撃前にPTメンバーでHPが低い人がいればその人に投げます。

堅実魔 - Lv44
状況によって選ぶスキルです。自分ならほぼ使いません。
デバフで詠唱を頻繁に中断される戦闘があるなら有用です。

イレース - Lv48
PTメンバーのDoTを消すことのできる支援スキルです。
基本的にはヒーラーがDoTを消して赤はDPSを出すことを優先するはずなので、ほぼ使いません。


赤魔道士の場合は、ルーシッドドリーム・迅速魔・ディヴァージョンの3スキルがほぼ必須です。
攻略時には被ダメ軽減のためにアドルとアポカタスタシスが優先されます。
被ダメが問題にならずタイムアタックをする段階になったら、マナシフトを入れて詩人にMPを渡し、レクイエムを延長するのが良いでしょう。
ドレインは全く出番がありません。イレース、堅実魔、ブレイクは状況によっては入れても良いでしょう。





●バトル

赤魔道士の基本システムは連続魔にあります。
一度魔法を詠唱したら次の魔法は詠唱なしで使えます。
まず短い詠唱の魔法を使用しておくことで、次に詠唱時間の長い魔法が即時発動できます。
ホワイトマナを溜める魔法、ブラックマナを溜める魔法、そして両方のゲージが溜まる魔法もあります。
ホワイトマナとブラックマナはできるだけ均一に上昇させていきます。
バランスゲージが溜まったら、マナを消費して強力な近接コンボを繰り出します。


赤魔道士 - レベル50~70まで

ジョルト、ヴァルサンダー、ヴァルエアロ

サンダーは黒魔法、エアロは白魔法です。
ここから、ヴァルサンダーでブラックマナが上昇し、ヴァルエアロでホワイトマナが上昇するようになっています。
両方とも詠唱時間が約5秒と非常に長いので、生で詠唱することはありません(開幕の事前詠唱以外)。
代わりに、まずジョルトを詠唱して連続魔を発動させます。
このスキルではブラックとホワイトマナが3ずつ上昇します。

連続魔が発動したら、ヴァルサンダーかヴァルエアロを使用します。
バランスゲージが空から開始したとして、どちらを使用するかは好みで構いません。
次のジョルトを使用したら、もう片方の魔法を使用するだけです。
ホワイトとブラックマナはできるだけ均等に溜めていくようにします。
ヴァルサンダーとヴァルエアロは該当するマナを11上昇させます。


ヴァルファイア、ヴァルストーン

ヴァルサンダーとヴァルエアロは追加効果として50%で3番目の魔法が使用できる状態になります。
ヴァルサンダーはヴァルファイアをProcさせ、ヴァルエアロはヴァルストーンをProcさせます。
ファイアはブラックマナを9、ストーンはホワイトマナを9上昇させます。

いずれかの魔法がProcした場合は、この魔法を使用すると再度連続魔が発動します。
これによって次のジョルト/ジョルラをスキップすることができます。
Procしなかった場合はジョルト/ジョルラからやり直しです。


バランスゲージ

基本的な目標は両側を80以上溜めることです。
80ないとエン近接コンボを完遂することができません。
マナを溜める順番は決まっていませんが、できるだけ交互にスキルを使用し均等に上昇させていかないと、
ゲージの上にあるクリスタルの色が変わり、少ない方のマナが溜めにくくなるという仕様になっています。
白くなっていたらブラックマナが低すぎる状態で、青くなっていたらホワイトマナが低すぎるということです。
マナの差ができるだけ30以内になるようにしましょう。

また、重要な点として、近接コンボを開始する際には、いずれかのマナがもう片方より少しだけ高い状態にあるようにしましょう。
完全に均等でなければホワイトとブラックのどちらが上でも構いません。この理由は後述します。


リポスト、ツヴェルクハウ、ルドゥブルマン

赤魔道士のユニークな点の1つは遠隔魔法攻撃と近接攻撃の両方ができることです。
コル・ア・コルは近づくためのWSです。これによりバランスゲージを溜め終わったら近接攻撃を開始することができます。
リポスト、ツヴェルクハウ、ルドゥブルマンの3種のWSは全て2つの状態があり、
通常の状態ではマナを消費しませんが、合計威力は510と大幅に低くなります。
一方で必要なブラックとホワイトマナがあれば、エン状態のコンボを行うことができ、合計威力はほぼ2倍の970になります。
また、通常状態では突攻撃であるのに対し、エン状態では魔法攻撃扱いとなるのも重要な点です。
つまり、エン状態ならエンボルデンの効果が乗ります。
開幕ではこれが非常に重要となります。

コンボが終わったら、デプラスマンを使って離れ、魔法のスキル回しに戻りバランスゲージを溜めます。
これの繰り返しです。

注:コル・ア・コルとデプラスマンは近接コンボ時に必須ではないです。
これらは距離を調整するためのスキルなので、他のタイミングで使用しても良いです。
例としては、頭割りに集まる場合や範囲攻撃を避ける場合です。
ただし、コル・ア・コルのリキャストがあけていない場合はゲージが80/80に近くなってきたら敵に近づいておくようにしましょう。


ジョルラとインパクト

レベル62でジョルト効果アップの特性を修得し、ジョルトが自動的にジョルラになり、威力が60上がります。
増えるマナの量は変わりません。ホットバーのスキルは自動的に入れ替わるので特に何もする必要はありません。

レベル66ではジョルラ効果アップを修得し、インパクトを覚えます。
ジョルラを使用するたびにインパクト実行可の状態が付与され、インパクトを詠唱可能になります。
インパクトはこのバフが付いている間しか使用することはできません。
ジョルラよりインパクトの方が威力が30高く、ブラックとホワイトマナが3ではなく4上昇します。
このため、ジョルラは1回ごとにインパクトに置き換えることになります。


ヴァルフレアとヴァルホーリー

レベル68でヴァルフレア、レベル70でヴァルホーリーを覚えます。
威力550の強力な攻撃で、近接コンボの最後のエンルドゥブルマン後に使える魔法です。

ヴァルフレアではブラックマナが溜まり、ヴァルホーリーではホワイトマナが溜まります。
両方ともヴァルファイア/ヴァルストーンがProcする確率が20%あります。
ただし、この確率は次の条件下では100%になります。
ホワイトマナが高い場合にはヴァルフレアを使い、ブラックマナが高い場合はヴァルホーリーを使います。
簡単な覚え方としては、ゲージを見て、少ない方のマナの魔法を使えば良いです。
フレアが黒でホーリーが白です。
これが近接コンボに入る前にマナゲージを完全に均等にするべきではない理由です。
片方のゲージが1ポイントでも高ければProc確率100%の追加効果が得られます。

この時点で最後までスキル回しが終わり、ジョルト/ジョルラからゲージ溜めをやり直すことになります。

それでは各種アビリティの使い方についての解説に移ります。


アビリティ

アクセラレーション、エンボルデン、マナフィケーション

これらの3つのアビリティは全てDPSを上げる効果があります。
アクセラレーションとマナフィケーションはバランスゲージの調整に利用し、
エンボルデンは自分とPTメンバーの与ダメージが上昇します。

アクセラレーションはレベル50で修得し、単純に次に使用するヴァルサンダー/ヴァルエアロが確定でヴァルファイア/ファルストーンProcを発動するようになります。
このバフはリキャスト毎にすぐに使います。

エンボルデンはレベル58で覚え、自分の与魔法ダメージを20秒間10%上昇させます。
また、周囲のパーティーメンバーの与物理ダメージを20秒間10%上昇させます。
この効果は4秒毎に2割ずつ減っていきます。
つまり、最も威力の高いスキルを最初の4秒間に使うようにします。
できれば騙し討ちやリタニーといった他のPTメンバーのバフと合わせて使用するのが最適です。

マナフィケーションはレベル60で覚える最後のバフアビリティで、
現状のブラック/ホワイトマナを倍にする効果があります。
これもリキャスト毎に使用していきたいスキルですが、
最適化のためには、マナが40から50の間にある時に使用します。
例えばマナが20しかない時に使うと20しか増えませんが、45で使えば45増えて倍以上の効果となります。
また、マナフィケーションを使用すると2種の移動スキルであるコル・ア・コルとデプラスマンのリキャストが自動的にリセットされます。


フレッシュ、コントラシクスト

この2スキルは単純に敵にダメージを与えるアビリティです。
フレッシュは単体、コントラシクストは範囲攻撃です。
私はリキャスト毎にこれらのスキルを使用しています。
効果的に使用するには、次の項目で解説するようにGCDの合間に使います。

コントラシクストの威力はターゲット数によって減衰します。威力は次のようになります:

敵の数 威力% 威力 合計威力
1 100% 300 300
2 90% 270 570
3 80% 240 810
4 70% 210 1020
5 60% 180 1200
6 50% 150 1350


GCD間のアビリティ使用

赤魔道士には連続魔という便利な特性といくつかのウェポンスキルがあります。
このため、魔法を詠唱した後ではなく、即時発動の魔法かWSの後にアビリティを使用するようにします。
詠唱時間のあるスキルの直後に使ってしまうと、例えばジョルトの後にアビリティを使った場合、
次のスキルが使えるまでに約0.5秒遅れてしまいます。
即時発動の魔法の後ならこの遅れがなく、GCDの合間にアビリティの実行を完了することができます。


続き → エリュシオンの赤魔道士ガイド パート2/2