Gamescom 2019で吉田Pと織田万里さんに行われたインタビューです。
ドイツ語の記事内容をまとめました。

元記事:FFDojo - Interview mit Naoki Yoshida und Banri Oda auf der Gamescom 2019


Q1.
8人レイドではいつも過去のFFシリーズの象徴的なボスが登場しています。
バハムート、アレキサンダー、オメガ、そして今回はエデンです。
どのボスを登場させるかはどうやって選んでいるのですか?

吉田:
8人レイドはFF14にとって重要なコンテンツなので、できるだけ象徴的なボスを登場させたいと思ってます。
例えばバハムートは明らかに強くて、世界を滅ぼせる存在で、1.0のサーバーをクローズさせました。
1.0では戦うことができなかった相手と新生で戦えるようにしました。

織田:
大きなロボットと戦いたいとなったら、すぐにアレキサンダーが思いつきました。
アレキサンダーの体が巨大なので、体内で一部ずつ倒していくというのは新しいと思いました。
バハムートだとすごく開けたエリアで戦っていたので、違うゲーム体験になると思いました。

吉田:
その次はオメガの謎を解き明かしたいとなって、拡張のシナリオとレイドを何にするか決めました。
それをシナリオチームに渡して、レイドの最初の方のボスを何にするかアイデアを出していって、それを僕がチェックして開発がスタートした。
今回のエデンではプレイヤーを驚かせたいと思って、タイトルのエデンを最初に持ってきて、最後のボスが何になるかわからないようにしました。


Q2.
ニーアのアライアンスレイドはみんな楽しみにしています。
出てくるのはNier:Automata関連だけなのでしょうか、それとも旧作やドラッグオンドラグーンも出てきたりするのでしょうか?

織田:
ドラッグオンドラグーンやニーアの要素もありますが、主にオートマタです。
ニーアの世界から知っているものもあれば、新しいものも登場します。
全部の敵がこれまで出てきたものではないです。
ニーアとFF14の世界観は大きく異なっていて、それぞれのオリジナリティを壊したくはないので。
これはヨコオタロウさんと一緒にしっかりと作っています。

吉田:
なぜニーアのキャラクターがFF14に登場するのかちゃんとした理由を作っていて、
それぞれの設定を壊さないようにしています。
ニーアもFFも、どちらのファンの視点でも満足できるようになっているので、楽しみにしていてください。




Q3.
ユールモアで、BGMを含めゾーンとソーンを想起させる双子の道化師が出てきました。
ということは今後合体(フュージョン)した彼女たちと再戦することになるのでしょうか?

- フュージョンという単語に反応して吉田Pがドラゴンボールのフュージョンポーズをする - 

吉田:
過去のFF作品から何か出したいと思ったが、ゾーンとソーンに重要な役割を持たせたくはなかったので、ユールモアの使いとして登場させました。
元ネタを知っている人にとってはちょっと楽しくなる要素で、でもFF9を知らない人はわけがわからない、というようにはしたくなかったので。
今後また出てくるかどうかは今は言えません。


Q4.
ファイナルファンタジーシリーズでは、塔はストーリー上重要な出来事が起きる場所です。
クリスタルタワーは出てきましたが、FF4のバブイルの塔やFF零式のアギトの塔は出てこないんでしょうか?
バブイルの塔から月に行ってゼロムスと戦ったり、四天王の討滅戦がやりたいです。

意味深な笑いや笑顔が多く、最初はいつもの「今は何も言えません」でしたが、続きがありました。

吉田:
FF14の開発チームにFF4のファンはたくさんいます。
これまでFF4に関連したコンテンツは出していなくて、ずっと機会を待っています。
だからFF4関連のアイテムがまだほとんど登場していない。

Q. じゃあ次の拡張ですか?

全員:(笑)
吉田:ノーコメント!(笑)


Q5.
アニマと戦える時は来ますか?
大ファンなので、通常とは別に最強モードもあると嬉しいです。
(腕にアニマのタトゥーを入れている)

織田:
私もアニマは大好きで、登場させたい気持ちは前からあります。
適切なタイミングがなくてまだできていませんが、登場させられる機会が来たら、がっかりさせないようなボスにします。